舌下免疫療法支援アプリ(SLITサポート)の症状日記、症状グラフは1月1日から稼働のようです。私の場合症状が出始めたのが昨年12月の25日なので、もう少し早く稼働しくれればとは思いますが、まあこんなところでしょう。
ところで、治療始める前に比べた患者申告の症状でその効果を測っている舌下免疫療法ですが、毎年大きく異なり、日毎の変動も大きい花粉飛散量との関連で、その日の症状を約一年以上も前のこととフェアに比較するのはなかなか難しいものです。治療を続けている人はその効果に期待を持っている人であることからプラシーボ効果を感じやすく、冷静な比較はなおさら難しいと思います。
その点、SLITサポートは花粉飛散量がネットから自動的に収集され、また、鼻の症状、目の症状、生活への支障の5段階評価と、内服薬、点鼻薬、点眼薬の使用有無の情報を患者本人から取得し、同時に日々記録できるので便利で確実です。
# プラシーボ効果を享受(?)できなくなってしまいますが。
このアプリの目的は、第一に患者本人の治療管理に役立てること、第2に主治医への状況伝達手段でしょう。ここまではアプリの機能から明に分かることです。
もう一つ、鳥居薬局がフィールドでの臨床データを集めることが重要な目的だと思います。シダトレンは500人強を対象に数年に渡る臨床試験を行った結果認可された薬(治療法)ですが、現在は約5万人の人がシダトレン治療を実施しているそうです。アプリをインストールして、自らのために日々活用している人が治療実施者全体の10%だとしても、5000人からの臨床データが得られることになります。このデータを鳥居薬局が活用すれば、より安全で確実な運用方法や、新たなスギ花粉治療薬、他のアレルゲンに対する舌下免疫療法の治療薬開発に役立つはずです。アプリの個人情報保護ポリシー同意ボタンをタップするだけでこれが実現されるとすれば凄いことだと思いませんか? とかく個人情報保護に敏感になるご時世、特に病歴に関しては機微な情報として神経質になることもあるかと思いますが、ネットとモバイルが普及した今でこそ実現できる手法を有効に活用したいと思います。
2017年1月7日土曜日
2017年1月3日火曜日
非特異的減感作療法ってどうよ
先日投稿した用語集で下記のように書きました。
Wikipediaの「非特異的アレルゲン免疫療法」というネーミングは意味不明ですね。
構成する単語間のあり得る結合順序(四則演算等のあれ)を括弧で補足すると、意味がありそうなのは下記の3通り。
((非 特異的) アレルゲン) 免疫療法
「特異的でないアレルゲン」は自己矛盾なのでこの結合ではないはず。
特異的でない脱感作はAIDSであって根本療法として成立し得ないし、
そもそも感作やアレルギーは特定の抗原に特異的な防御反応だから、
「特異的」に特段の意味は無い
今のところ根本療法としての脱(減)感作療法はアレルゲンを用たものしかない(たぶん)
結局のところ減感作療法と同じ意味(たぶん)
また、全ての抗原に対して減感作/脱感作になったら単なるAIDSです
ところが、非特異的減感作療法というものがあるらしいです。
上記はワクチンの効果減少の観点で記載していますが、もしこの期間に実際に感染症に掛かったら重症化しないのでしょうか。
上記はあくまでも素人による私見ですが、考察をもう少し。
ヒスタグロビン注射を行ってから3~4ヶ月に実際に麻疹・風疹・おたふくかぜ・水痘に掛かったケースは臨床試験からは積極的に得る事ができないので、フィールドでの長期にわたる追跡調査が必要になるはずです。世界的に見て認可から50年程度ですが、実際には統計に堪える臨床データがあるのでしょうか。
十分な臨床データが無いとしたら、私はアレルギー治療方法としてヒスタグロビン注射を今後も選択しないと思います。
似ているものにイノトロピン注射があります。
痛みは著しく生活品質を落とすので、必要に迫られて投与するのは納得です。
しかし、こちらも花粉症治療にも利用されるようですが、私は選択しないと思います。根本治療にもならないようですし。
ヒスタグロビン注射:非特異的減感作療法
「ヒスタグロビン注射」は、非特異的減感作療法と呼ばれ、特定のアレルギー原因物質に対して感受性を低下させる"特異的減感作療法"とは異なり、いずれかのアレルギーの原因に関係なく、アレルギー疾患を体質から改善する根本治療です。
また、ステロイド注射とは違い副作用が極めて少ないことが特徴です。このヒスタグロビンは昭和42年に国内で発売されて以来、一度も感染症を起こしたことのない安全性の高いものです。
Wikipedia:ヒスタミン加人免疫グロブリン
しかし、これ、どうなんでしょうね。
ステロイドの様な能動的な副作用が無いこと、人血液製剤だが感染症例が無いことをもって安全としていますが、獲得すべき免疫まで阻害しないのでしょうか。やはり、一種の免疫不全状態になるようです。
- 生ワクチン(麻疹・風疹・おたふくかぜ・水痘ワクチン)の効果獲得に対しても影響を与える可能性があるためワクチン接種からは最低2週間あける必要があります。
- ヒスタグロビン注射を行なってから生ワクチンを接種する場合は最低3~4ヶ月空ける必要があります。
上記はワクチンの効果減少の観点で記載していますが、もしこの期間に実際に感染症に掛かったら重症化しないのでしょうか。
上記はあくまでも素人による私見ですが、考察をもう少し。
ヒスタグロビン注射を行ってから3~4ヶ月に実際に麻疹・風疹・おたふくかぜ・水痘に掛かったケースは臨床試験からは積極的に得る事ができないので、フィールドでの長期にわたる追跡調査が必要になるはずです。世界的に見て認可から50年程度ですが、実際には統計に堪える臨床データがあるのでしょうか。
十分な臨床データが無いとしたら、私はアレルギー治療方法としてヒスタグロビン注射を今後も選択しないと思います。
似ているものにイノトロピン注射があります。
花粉症の話2012 ノイロトロピン注射
Wikipedia:イノトロピンこちらはウサギの皮膚抽出物で、元来は鎮痛剤として開発されたようです。
痛みは著しく生活品質を落とすので、必要に迫られて投与するのは納得です。
しかし、こちらも花粉症治療にも利用されるようですが、私は選択しないと思います。根本治療にもならないようですし。
蛇足
Wikipediaの「非特異的アレルゲン免疫療法」というネーミングは意味不明ですね。
構成する単語間のあり得る結合順序(四則演算等のあれ)を括弧で補足すると、意味がありそうなのは下記の3通り。
((非 特異的) アレルゲン) 免疫療法
「特異的でないアレルゲン」は自己矛盾なのでこの結合ではないはず。
(非 特異的) (アレルゲン 免疫療法)
同上
(非 (特異的 アレルゲン)) 免疫療法
アレルゲンに特異的は不要なのでこの結合ではないはず。
語順を入れ替えて「非アレルゲン特異的免疫療法」とすると違和感は無くなります。
(非 (アレルゲン 特異的)) 免疫療法
ヒスタミン加人免疫グロブリンの記事の方にある非特異的アレルゲン免疫療法へのリンク「非特異的免疫療法」でも同じく違和感はありません。
(非 特異的) 免疫療法
アレルゲンに特異的は不要なのでこの結合ではないはず。
語順を入れ替えて「非アレルゲン特異的免疫療法」とすると違和感は無くなります。
(非 (アレルゲン 特異的)) 免疫療法
ヒスタミン加人免疫グロブリンの記事の方にある非特異的アレルゲン免疫療法へのリンク「非特異的免疫療法」でも同じく違和感はありません。
(非 特異的) 免疫療法
もっとも、免疫療法であることを除くと、特異的で無いことしか言っていないので、たいして気の利いたネーミングではありませんが。それだけ、免疫療法は[アレルゲン]特異的なのが一般的ということでしょう。
2016年12月7日水曜日
ネットの情報に注意 (おまいう)
このネタを温めていた折に、やらかしてくれちゃいましたねDeNAさん。
ライバルを蹴落とす為に供給者をどうしたこうした
子供の射幸心を煽って親から金をうんぬんかんぬん
球団オーナー企業と言えば名門と相場がどうのこうの
横浜市民としてあーだこーだ
さて、気を取り直して、
素人がネットで情報発信しながらネット情報に注意しろと言う「お前が言うか(言うな)」(おまいう)という状況を愉しみながら、思っていることを書きたいと思います。
ライバルを蹴落とす為に供給者をどうしたこうした
子供の射幸心を煽って親から金をうんぬんかんぬん
球団オーナー企業と言えば名門と相場がどうのこうの
横浜市民としてあーだこーだ
さて、気を取り直して、
素人がネットで情報発信しながらネット情報に注意しろと言う「お前が言うか(言うな)」(おまいう)という状況を愉しみながら、思っていることを書きたいと思います。
ネットの情報(量)は偏っている
ネットの特徴は誰でも情報が発信できることですが、誰でも情報発信するわけでは無いですよね。そもそもその発想にたどり着かない人もいれば、技術的に抵抗感が有る人もいるでしょう。
また、仮に普段からネットで情報を発信している人だとしても、何でも情報発信しているわけではなく、何らかの動機があるはずです。その動機はこんな感じでしょうか。
よくあるのは知ったかぶりで、「舌下免疫療法始めました」な人が聞きかじったばかりの情報を出典・引用もなく繰り返しているだけだったりします。それなら情報源(鳥居薬局とか)に当たった方がよっぽど正確な情報が手に入ります。その後興味が失せたのか更新が止まってしまうケースを多々見受けますが、雑音でしかありません。シダトレンとは別文脈だと、セキュリティの専門家が、私企業の一製品の問題であるかのような扇情的なタイトルでブログを書いているケースもありました。これも自己顕示欲のなせる業という意味で、知ったかぶりでしょうか。
ネットの特徴は誰でも情報が発信できることですが、誰でも情報発信するわけでは無いですよね。そもそもその発想にたどり着かない人もいれば、技術的に抵抗感が有る人もいるでしょう。
また、仮に普段からネットで情報を発信している人だとしても、何でも情報発信しているわけではなく、何らかの動機があるはずです。その動機はこんな感じでしょうか。
よくあるのは知ったかぶりで、「舌下免疫療法始めました」な人が聞きかじったばかりの情報を出典・引用もなく繰り返しているだけだったりします。それなら情報源(鳥居薬局とか)に当たった方がよっぽど正確な情報が手に入ります。その後興味が失せたのか更新が止まってしまうケースを多々見受けますが、雑音でしかありません。シダトレンとは別文脈だと、セキュリティの専門家が、私企業の一製品の問題であるかのような扇情的なタイトルでブログを書いているケースもありました。これも自己顕示欲のなせる業という意味で、知ったかぶりでしょうか。
また、劇的に効果があった(約2割)とか、逆に副作用が酷かった(5%以下)という場合に、居てもたっても居られずに情報発信することもあるかと思います。その情報だけを元に判断すると、そこそこ効果があった6割が過小評価される危険性があります。そう考えると片桐眼科クリニックのこの情報は、サンプル数40と少ないとは言え、偏りのない非常に貴重な情報と言えます。
単に金儲けが動機のことも多いでしょう。最もよく有るのがアクセスを誘引して広告料で儲けようとするアフィリエーター。彼の企業もこの類でしょう。もっと悪質なケースは、マルウェアを仕込んだサイトに誘導して詐欺を働いたり、強迫観念を植え付けて商品を買わせたり、よくあることです。
ネットの情報は不正確である
ネットの情報は正確な情報ばかりではないことは改めて言うまでもありません。
単に金儲けが動機のことも多いでしょう。最もよく有るのがアクセスを誘引して広告料で儲けようとするアフィリエーター。彼の企業もこの類でしょう。もっと悪質なケースは、マルウェアを仕込んだサイトに誘導して詐欺を働いたり、強迫観念を植え付けて商品を買わせたり、よくあることです。
ネットの情報は不正確である
ネットの情報は正確な情報ばかりではないことは改めて言うまでもありません。
ひとつは無自覚によるもの。個人による無邪気な発信が多いのが一つの要因だと思いますが、彼の企業のようにネット好きを公言する企業であっても、その実アクセス数稼ぎのゲームだとしか思っていないと、こういうことになります。
もう一つは悪意によるもの。先述のマルウェアをばら撒いたり、商品を売りつける人にとっては、むしろ正確な情報であってはなりませんから。
もう一つは迷信の類でしょうか。これも無自覚ではありますが、発信者が信念を持っている点で区別しました。その信念ゆえに、科学的素養のない人や心身が弱っている(不安に苛まれている)人はつい惑わされがちです。かくいう私の母も、私が幼いころは迷信じみた民間療法をあれこれと私に勧めてきたものです。もちろん、愛情をもって。
ここまではアレルギーとは直接関係のない情報リテラシー、ネットリテラシーとも言える話でした。ここからは、舌下免疫療法、特にスギ花粉症の舌下免疫療法、すなわちシダトレンに関連して、ありがちな間違った情報を紹介します。具体的なサイトの名指しは避けますが、実際に存在する事例です。
- シダトレンの増量期は毎日倍々に増える
この間違いは複数のサイトでありました。毎日倍々に増えると13日後(14日目)には初日の8,192倍の花粉エキスを服用することになります。正しくは、ほぼ2日毎に倍々に増える、です。14日目にも初日の服用量の50倍にしかなりません。その差164倍! 服用量にはそんなに自由度が無いので実際には問題にはなりにくいと思いますが、「食べれば治る」程度の知識で民間療法に走る人には危険な情報かも。 - 舌下免疫療法は通うのが大変
ある前提では正確です。ただし、あるブログでは、自身が実施している皮下免疫療法に比べて、という文脈で間違った印象を与えていました。舌下/皮下に関わらず、アレルゲン免疫療法は通院がある程度大変です。シダトレンは2014年10月に認可されてから1年間は2週間分しか処方できなかったので、これが顕著でした。しかし、皮下は今でも治療初期はこんなものではないでしょうか。シダトレンは現在維持期では1ヶ月分、さらに2年以上続けている人は2ヶ月分まとめて処方できるそうです。この間は自宅で治療できる点が皮下免疫療法と比べた利点です。そもそも、そのために開発された治療法ですし。 - 舌下免疫療法はスギにしか効かない
これもある意味正しいのですが、ミスリードです。舌下、皮下に関わらず、スギ、ダニ、その他に関わらず、アレルゲン免疫療法は対象アレルゲン(と極めて近い種)にしか効果がありません。また、全ての抗原に対して減感作/脱感作になったら単なるAIDSですので、決して喜ぶべきことではありません。 - 舌下免疫療法は中断すると最初からやり直し
これも有る意味、ある程度正しいのですが、やはり舌下に限った話ではありません。また、最初からやり直しは言い過ぎでしょう。何年も休んだら効果はリセットかもしれません。そこまでではなくとも、休止期間が長い場合は安全のために増量期から繰り返すよう指導されると思いますが、その場合も、その時点で最初から始めたのと同等の効果しか期待できない、とまでは言っていないと思います。 - 舌下免疫療法はデメリットが大きい
デメリットとは何と比較しているのでしょうね。費用や手間はコストであってデメリットと言うのは不適切でしょう。副作用はデメリットですが、治療しない場合の症状と比べないとナンセンスです。対症療法薬と比べてもその副作用がデメリットと言えるかどうかはケースバイケースでしょう。入浴、飲酒、強い運動の時間が制限されるのも欠点ですが、就寝前、起床後に服用する習慣なら気にすることもないでしょう。 - よってもって普及しない
えっと、何が言いたいのか。個々の患者にとって普及する、しないは問題では無く、コスト(費用・手間)対効果(改善度・確率)でしかありません。辛い思いをしている人にとっては保険適用前から救世主だったんですよ。クリニックの先生方にはつまらない評論やご自身の私見に囚われずに、科学的視点で積極的に対応し、患者の選択の幅を広げてしてもらいたいものです。
最後に、アレルゲン免疫療法を調べていると遭遇する無視できない誤情報、ホメオパシー、バッチフラワーについて触れておきます。ホメオパシーは似非科学のひとつで、科学的効果が認められないばかりか、それを盲信するために危険な状況を招くことがあるので注意が必要です。王室伝統チャールズ皇太子が信奉している他の関係から信者が多い英国でも、「議会がホメオパシーを「プラセボ以上の効果はなく公的保険の対象とするべきではない」と結論付け」ています。バッチフラワーもホメオパシーの派生です。
なぜ、ホメオパシーがアレルゲン免疫療法の文脈で出てくるかというと、初歩的な発想が良く似ているからだと思います。その発想とは、「その病気や症状を起こしうる薬(やもの)を使って、その病気や症状を治すことができる」というもの。その治療に用いるものはレメディと呼ばれ、「病気や症状を起こしうる薬(やもの)」を希釈して作成する点もアレルゲン免疫療法で用いるアレルゲンワクチン(例:シダトレン)とよく似ています。つまり、毒をもって毒を制す点は共通。他の部分はかなり異なります。
最も大きく異なるのは、アレルゲン免疫療法が科学的に効果が認められているのに対し、ホメオパシーが科学的に効果が否定されている点です。こう書くと、「科学は万能ではない」という反論を受けそうですが、これが似非科学信奉者の常套句です。科学が万能でないことが似非科学は効果があることの論証にはなりません。また、科学が万能ではないことを、実は科学自身が一番良く理解しています。例えば、STAP細胞騒動における再現実験の結果に対し、マスコミは「無かった」と断言したり、そう誤認させる表現を扇情的に使うのに対して、科学者は「この方法でSTAP細胞を作成できるとはいえない」と極めて控えめな表現をします。これはSTAP細胞が有る可能性、別な方法でIPSより簡単に作成できる可能性さえも否定しません。その科学が、ホメオパシーの効果を明確に否定しています。そして、ホメオパシー信奉者は単にこれを避難します。
言いたいことは分かりますね?
なぜ、ホメオパシーがアレルゲン免疫療法の文脈で出てくるかというと、初歩的な発想が良く似ているからだと思います。その発想とは、「その病気や症状を起こしうる薬(やもの)を使って、その病気や症状を治すことができる」というもの。その治療に用いるものはレメディと呼ばれ、「病気や症状を起こしうる薬(やもの)」を希釈して作成する点もアレルゲン免疫療法で用いるアレルゲンワクチン(例:シダトレン)とよく似ています。つまり、毒をもって毒を制す点は共通。他の部分はかなり異なります。
最も大きく異なるのは、アレルゲン免疫療法が科学的に効果が認められているのに対し、ホメオパシーが科学的に効果が否定されている点です。こう書くと、「科学は万能ではない」という反論を受けそうですが、これが似非科学信奉者の常套句です。科学が万能でないことが似非科学は効果があることの論証にはなりません。また、科学が万能ではないことを、実は科学自身が一番良く理解しています。例えば、STAP細胞騒動における再現実験の結果に対し、マスコミは「無かった」と断言したり、そう誤認させる表現を扇情的に使うのに対して、科学者は「この方法でSTAP細胞を作成できるとはいえない」と極めて控えめな表現をします。これはSTAP細胞が有る可能性、別な方法でIPSより簡単に作成できる可能性さえも否定しません。その科学が、ホメオパシーの効果を明確に否定しています。そして、ホメオパシー信奉者は単にこれを避難します。
言いたいことは分かりますね?
2016年10月10日月曜日
シダトレン、ミティキュアの製法を考えたくもない
スギ花粉アレルギーを始めとして、免疫反応における抗原の多くはタンパク質です。
ここで、アレルゲン免疫療法では抗原(アレルゲン)であるタンパク質に敢えて暴露するのですが、今の科学ではタンパク質を(工業的・効率的に)合成する方法は確立していないようです。
要するに、まだ巨神兵はまだ創れない。
従って、スギ花粉症治療薬であるシダトレンは当然ながら本物のスギ花粉から精製されるものと思います。
スギ花粉シーズンに枝先がオレンジに色づいた杉林に花粉を求めて敢えて踏み入れる職員の姿が目に浮かびます。
事前にシダトレン治療を受けてから任命されるんですかね?
花粉症になってしまったら労災おりるんですかね?
仕事とは言え恐れ入ります。
他方で、ダニアレルギー治療薬のミティキュアはもう少し工業的に作れそうです。
工場である培養室の内部を高温多湿に保ちエサである...
その光景は考えたくもない。
仕事とは言え恐れ入ります。
ここで、アレルゲン免疫療法では抗原(アレルゲン)であるタンパク質に敢えて暴露するのですが、今の科学ではタンパク質を(工業的・効率的に)合成する方法は確立していないようです。
要するに、まだ巨神兵はまだ創れない。
従って、スギ花粉症治療薬であるシダトレンは当然ながら本物のスギ花粉から精製されるものと思います。
スギ花粉シーズンに枝先がオレンジに色づいた杉林に花粉を求めて敢えて踏み入れる職員の姿が目に浮かびます。
事前にシダトレン治療を受けてから任命されるんですかね?
花粉症になってしまったら労災おりるんですかね?
仕事とは言え恐れ入ります。
他方で、ダニアレルギー治療薬のミティキュアはもう少し工業的に作れそうです。
工場である培養室の内部を高温多湿に保ちエサである...
その光景は考えたくもない。
仕事とは言え恐れ入ります。
2016年9月23日金曜日
用語集 (舌下免疫療法に関連する言葉をワードサーフィン的に脱線しながら解説)
アレルギー (allergy)
免疫反応が特定の抗原に対して過剰に起こること
花粉症 (hey fever)
I型アレルギー(いちがたアレルギー)に分類される疾患の一つ
植物の花粉が、鼻や目などの粘膜に接触することによって引き起こされ、
発作性反復性のくしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目のかゆみなどの一連の症状が
特徴的な症候群
皮膚炎や全身症状を除外するかのような上記Wikipedia説明はちょっとね
感作 (sensitization)
抗原に特異的に反応する抗体ができて、その抗原に対する臨戦態勢になること
減感作療法 (hypo-sensitization therapy)
感作を減ずる(目的)療法(手段接尾辞)
療法と言いつつ手段の欠片も感じられないアレなネーミング
免疫的脱感作療法 (immuno-deficiency therapy)
免疫(対象の限定)の感作を脱する(目的)療法(手段接尾辞)
減感作が当面の目的であるのに対して、脱感作は究極の目的
療法と言いつつ手段の欠片も感じられないアレなネーミング
結局のところ減感作療法と同じ意味
ちなみに、AIDSはacquired immuno-deficiency syndromeの略
アレルゲン免疫療法 (allergen Immuno-therapy)
免疫反応が特定の抗原に対して過剰に起こること
花粉症 (hey fever)
I型アレルギー(いちがたアレルギー)に分類される疾患の一つ
植物の花粉が、鼻や目などの粘膜に接触することによって引き起こされ、
発作性反復性のくしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目のかゆみなどの一連の症状が
特徴的な症候群
皮膚炎や全身症状を除外するかのような上記Wikipedia説明はちょっとね
感作 (sensitization)
抗原に特異的に反応する抗体ができて、その抗原に対する臨戦態勢になること
減感作療法 (hypo-sensitization therapy)
感作を減ずる(目的)療法(手段接尾辞)
療法と言いつつ手段の欠片も感じられないアレなネーミング
免疫的脱感作療法 (immuno-deficiency therapy)
免疫(対象の限定)の感作を脱する(目的)療法(手段接尾辞)
減感作が当面の目的であるのに対して、脱感作は究極の目的
療法と言いつつ手段の欠片も感じられないアレなネーミング
結局のところ減感作療法と同じ意味
ちなみに、AIDSはacquired immuno-deficiency syndromeの略
[アレルゲン]特異的免疫療法 ([allergen] specific immuno-therapy)
アレルゲンに特異的(対象の限定)な免疫(分野)の療法(手段接尾辞)
特異的でない脱感作はAIDSであって根本療法として成立し得ないし、
そもそも感作やアレルギーは特定の抗原に特異的な防御反応だから、
「特異的」に特段の意味は無い
結局のところ減感作療法と同じ意味
アレルゲンに特異的(対象の限定)な免疫(分野)の療法(手段接尾辞)
特異的でない脱感作はAIDSであって根本療法として成立し得ないし、
そもそも感作やアレルギーは特定の抗原に特異的な防御反応だから、
「特異的」に特段の意味は無い
結局のところ減感作療法と同じ意味
アレルゲン免疫療法 (allergen Immuno-therapy)
アレルゲン(手段の要素)を用いた免疫(分野)の療法(手段接尾辞)
今のところ根本療法としての脱(減)感作療法はアレルゲンを用たものしかない(たぶん)
結局のところ減感作療法と同じ意味(たぶん)
非特異的免疫療法 (2017/01/03追記)
非特異的減感作療法ってどうよ
immuno-
「免疫の」を意味する形容詞
語源は免疫を表すimmune
oで終わる形容詞形は他に、accelero-meter(加速度計)、arachno-phobia(蜘蛛恐怖症)等に
therapy
セラピー、療法
SLITサポート
舌下免疫療法の支援アプリ
服用スケジュール管理や症状記録管理ができて便利
Web版、スマホ(Android、iOS)版がある
シダトレン (cedartolen)
スギ花粉症に対する舌下免疫療法薬のひとつ (液剤)
要はスギ花粉エキス ( ゚д゚)
鳥居薬局の登録商標
スギ(Japanese cedar)と鳥居薬局(?)の合成造語と思われる
寛容(tolerance)との合成語
志田未来は関係ない
ミティキュア (miticure)
ダニアレルギーに対する舌下免疫療法薬のひとつ (錠剤)
要はダニエキス ( ゚д゚)
鳥居薬局の登録商標
ダニ(mite)と治癒(cure)の合成造語と思われる
シダトレンと一緒に使えないとか使えるとか
舌小帯
舌の裏(下)の真ん中にある筋
舌下小丘
舌小帯の下部(舌の付け根)にある出っ張り
今のところ根本療法としての脱(減)感作療法はアレルゲンを用たものしかない(たぶん)
結局のところ減感作療法と同じ意味(たぶん)
非特異的免疫療法 (2017/01/03追記)
非特異的減感作療法ってどうよ
舌下免疫療法 (SLIT: sub-lingual immuno-therapy)
舌下(手段の要素)を通した免疫(分野)の療法(手段接尾辞)
アレルゲンへの暴露箇所が舌下に特定されたことで、ちょっとだけ療法っぽくなった
結局のところ舌下でやる減感作療法
舌下(手段の要素)を通した免疫(分野)の療法(手段接尾辞)
アレルゲンへの暴露箇所が舌下に特定されたことで、ちょっとだけ療法っぽくなった
結局のところ舌下でやる減感作療法
ちなみに、舌下の他には皮下(注射)もある
sub-
「下」を意味する接頭辞
他の例:subway(地下鉄)、submarine(潜水艦)、subsection(副章)、subtotal(小計)
lingual
「舌の」、「言語の」(まれ)、を意味する形容詞
「言語の」はlinguisticがより一般的だけど、languageとかと語源が一緒なのね φ(. .)
その語源は医学用語で舌を表すlingua
sub-
「下」を意味する接頭辞
他の例:subway(地下鉄)、submarine(潜水艦)、subsection(副章)、subtotal(小計)
lingual
「舌の」、「言語の」(まれ)、を意味する形容詞
「言語の」はlinguisticがより一般的だけど、languageとかと語源が一緒なのね φ(. .)
その語源は医学用語で舌を表すlingua
immuno-
「免疫の」を意味する形容詞
語源は免疫を表すimmune
oで終わる形容詞形は他に、accelero-meter(加速度計)、arachno-phobia(蜘蛛恐怖症)等に
therapy
セラピー、療法
SLITサポート
舌下免疫療法の支援アプリ
服用スケジュール管理や症状記録管理ができて便利
Web版、スマホ(Android、iOS)版がある
すべてクラウドで連携している
シダトレンとミティキュアに対応
hypo-
何だか強そうなイメージがあるけど、実はhyper-の対義語で
〔正常値より〕下の、異常に低いという意味の接頭辞
水道水の消毒に用いる次亜塩素酸ナトリウム(sodium hypochlorite)の次亜がhypo-
その中和剤(金魚等向け)のハイポも次亜硫酸ナトリウム(sodium hyposulfite)の略
だけど、チオ硫酸ナトリウム(sodium thiosulfate)の誤称だってさ (´・ω・`)
hypo-sensitizationで減感作
副作用 (side effect)
治療目的に沿わない作用全般
プログラミング言語の世界では値を受け取って単に決定的に別の値を返すべき関数において、
ついでに第三の値(状態)を更新してしまうことを意味します
関数型プログラミングの原理主義者が毛嫌いするアレ
副反応 (side effect)
ワクチン投与に伴うものは副反応と呼んで副作用と区別しているらしい
そもそも誰がそんな定義をしたのか[要引用]ですわ
英語圏ではどちらも(adverse effectあるいは)side effectと表記されるらしい
鳥居薬局自身も副作用と言っている
アレルゲンワクチン (allergen vaccine)
WHOが定めたアレルゲン免疫療法薬の一般名称
米国ではallergen extract、日本では標準化アレルゲンエキス
シダトレンとミティキュアに対応
hypo-
何だか強そうなイメージがあるけど、実はhyper-の対義語で
〔正常値より〕下の、異常に低いという意味の接頭辞
水道水の消毒に用いる次亜塩素酸ナトリウム(sodium hypochlorite)の次亜がhypo-
その中和剤(金魚等向け)のハイポも次亜硫酸ナトリウム(sodium hyposulfite)の略
だけど、チオ硫酸ナトリウム(sodium thiosulfate)の誤称だってさ (´・ω・`)
hypo-sensitizationで減感作
副作用 (side effect)
治療目的に沿わない作用全般
プログラミング言語の世界では値を受け取って単に決定的に別の値を返すべき関数において、
ついでに第三の値(状態)を更新してしまうことを意味します
関数型プログラミングの原理主義者が毛嫌いするアレ
副反応 (side effect)
ワクチン投与に伴うものは副反応と呼んで副作用と区別しているらしい
そもそも誰がそんな定義をしたのか[要引用]ですわ
英語圏ではどちらも(adverse effectあるいは)side effectと表記されるらしい
鳥居薬局自身も副作用と言っている
アレルゲンワクチン (allergen vaccine)
WHOが定めたアレルゲン免疫療法薬の一般名称
米国ではallergen extract、日本では標準化アレルゲンエキス
日本語のエキスはオランダ語のextract(英語と同じ)由来なので、ほぼ米国と同じ表現
WHOの提言を守る気無し (^_^;)
JAU (Japan Allergy Unit)
日本におけるアレルゲン量の単位(活性単位)
JAU/mlとして濃度表記するのが一般的
スギ花粉エキスでは対象タンパク質7.3~21μgが10,000 JAUだって
JAU (Japan Allergy Unit)
日本におけるアレルゲン量の単位(活性単位)
JAU/mlとして濃度表記するのが一般的
スギ花粉エキスでは対象タンパク質7.3~21μgが10,000 JAUだって
標準なのに3倍もばらつくなんて...
シダトレン (cedartolen)
スギ花粉症に対する舌下免疫療法薬のひとつ (液剤)
要はスギ花粉エキス ( ゚д゚)
鳥居薬局の登録商標
スギ(Japanese cedar)と
寛容(tolerance)との合成語
志田未来は関係ない
ミティキュア (miticure)
ダニアレルギーに対する舌下免疫療法薬のひとつ (錠剤)
要はダニエキス ( ゚д゚)
鳥居薬局の登録商標
ダニ(mite)と治癒(cure)の合成造語と思われる
シダトレンと一緒に使えないとか使えるとか
舌小帯
舌の裏(下)の真ん中にある筋
舌下小丘
舌小帯の下部(舌の付け根)にある出っ張り
左右に顎下唾液腺がある
おまけ
おまけ
系統的脱感作
これはアレルギーではなく、臨床心理学におけるトラウマ解消の行動療法
ホンマでっかTVでは暴露法とか言っていた
感作部分を取り除いた暴露部分で治療するところとか、
不活化ワクチンを用いた伝染病ケアとそっくり
機序は相当に異なるはずなのに、セレンディピティって素晴らしい。エウレカ!
2016年9月9日金曜日
増量期7日目
今日は5プッシュで維持期の10%量。
副作用の症状は昨日同様ほぼ無し。
副作用の症状は昨日同様ほぼ無し。
ところで、今日は青ボトル(200 JAU/mL)の最終日です。
明日からは白ボトル(2000 JAU/mL)に替えて1プッシュから同様の繰り返しです。
ですが、明日はちょっとした特異点。
ですが、明日はちょっとした特異点。
なぜなら、2日毎に倍々、すなわち1日毎に1.41倍のペースで増量するのが標準ですが、
本日が維持期の10%に対して、明日は維持期の20%と1日で倍増です。
加えて、薬液が明日は本日までの10倍濃度になるので吸収率も上がると思うからです。
「増量期の1 1 2 2 3 4 5プッシュの意味」で書いた通り、
もともと本日7日目が2日毎に倍々ペースを若干下回っています。
なので、明日の特異点を考えると、本日は5プッシュではなく、
6プッシュでも良いんじゃないかと思います。
「増量期の1 1 2 2 3 4 5プッシュの意味」で書いた通り、
もともと本日7日目が2日毎に倍々ペースを若干下回っています。
なので、明日の特異点を考えると、本日は5プッシュではなく、
6プッシュでも良いんじゃないかと思います。
2016年9月7日水曜日
シダトレンで花粉に対する免疫を付ける!?
アレルゲン免疫療法の目的/原理/効果を「免疫を付ける」と表現するのは暗喩としては正しい。
正しいんだけど、免疫疾患の説明に暗喩として「免疫」という言葉を使うのもどうかかと。(^_^;)
というのも、アレルギーの発症とは適応免疫を獲得した状態をさすから。
# まあ、敵を誤認してるんだけどね。 (´・ω・`)
つまり、免疫がついた結果としてアレルギーが起きているというわけ。
他方で、アレルゲン免疫療法は間違って付いた免疫をキャンセルするもの。
「自己」や食物を「非自己」と誤認して攻撃したりしないための仕組みに乗っかってるみたい。
# 特異的に免疫が「老化」するのかと思ったけど、ちょっと違うかな?
# 特異的に後天性免疫不全になるとは言えるのかな?
正しいんだけど、免疫疾患の説明に暗喩として「免疫」という言葉を使うのもどうかかと。(^_^;)
というのも、アレルギーの発症とは適応免疫を獲得した状態をさすから。
# まあ、敵を誤認してるんだけどね。 (´・ω・`)
つまり、免疫がついた結果としてアレルギーが起きているというわけ。
他方で、アレルゲン免疫療法は間違って付いた免疫をキャンセルするもの。
「自己」や食物を「非自己」と誤認して攻撃したりしないための仕組みに乗っかってるみたい。
# 特異的に免疫が「老化」するのかと思ったけど、ちょっと違うかな?
# 特異的に後天性免疫不全になるとは言えるのかな?
2016年9月6日火曜日
増量期の1 1 2 2 3 4 5プッシュの意味
増量期の摂取量って不思議ですよね。
最初の7日間は青ボトルを1 1 2 2 3 4 5プッシュ、
次の7日間は白ボトルに替えて1 1 2 2 3 4 5プッシュ。
維持期の一日の摂取量を基準とすると、
2 2 4 4 6 8 10 20 20 40 40 60 80 100パーセントとなります。
これを片対数グラフにするとこんな感じ。
ほぼ2日毎に倍々に増えています。
おそらく、人の外部刺激に対する感受性が対数関数的なので、
徐々に増やすを具現化するとこんな感じになるんでしょうね。
最初の7日間は青ボトルを1 1 2 2 3 4 5プッシュ、
次の7日間は白ボトルに替えて1 1 2 2 3 4 5プッシュ。
維持期の一日の摂取量を基準とすると、
2 2 4 4 6 8 10 20 20 40 40 60 80 100パーセントとなります。
これを片対数グラフにするとこんな感じ。
ほぼ2日毎に倍々に増えています。
おそらく、人の外部刺激に対する感受性が対数関数的なので、
徐々に増やすを具現化するとこんな感じになるんでしょうね。
ちなみに、カメラのシャッタースピードとかISO感度とかF値の2乗(開口面積)もそんな感じ。
一般的に最小刻みが0.5段(√2倍)というのも同じ。
exposure(露光、露出、暴露)という言葉も同じ。
一般的に最小刻みが0.5段(√2倍)というのも同じ。
exposure(露光、露出、暴露)という言葉も同じ。
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