2017年1月29日日曜日

2017年1月26日木曜日

治療146日目:鼻と目の症状が少々

今週末はクリニックが休み、来週末は出かける用事が出来たので、昨日は仕事を定時に上がり、シダトレンを貰ってきました。

クリスマスに鼻の症状が出て以来、症状が出たり出たり引っ込んだりです。
ここ数日は目も若干痒く、飲酒で充血します。

ただ、例年とは少し症状が違います。
くしゃみ、鼻水は相変わらずオフシーズン通りです。
時々鼻粘膜に血が滲みますが、これは例年ではシーズン後半の症状に似ていると言うのは先述の通り。
また、例年この時期は朝の冷風に当たると涙がぼろぼろ出るのですが、それもまだ有りません。



トップシーズンがどうなるか、期待と不安で待っています。

診察料900円、薬代2,130円、〆て3,030円也

累積金額:22,210円

2017年1月7日土曜日

SLITサポートの症状日記・グラフは1月から

舌下免疫療法支援アプリ(SLITサポート)の症状日記、症状グラフは1月1日から稼働のようです。私の場合症状が出始めたのが昨年12月の25日なので、もう少し早く稼働しくれればとは思いますが、まあこんなところでしょう。


ところで、治療始める前に比べた患者申告の症状でその効果を測っている舌下免疫療法ですが、毎年大きく異なり、日毎の変動も大きい花粉飛散量との関連で、その日の症状を約一年以上も前のこととフェアに比較するのはなかなか難しいものです。治療を続けている人はその効果に期待を持っている人であることからプラシーボ効果を感じやすく、冷静な比較はなおさら難しいと思います。

その点、SLITサポートは花粉飛散量がネットから自動的に収集され、また、鼻の症状、目の症状、生活への支障の5段階評価と、内服薬、点鼻薬、点眼薬の使用有無の情報を患者本人から取得し、同時に日々記録できるので便利で確実です。
# プラシーボ効果を享受(?)できなくなってしまいますが。

このアプリの目的は、第一に患者本人の治療管理に役立てること、第2に主治医への状況伝達手段でしょう。ここまではアプリの機能から明に分かることです。

もう一つ、鳥居薬局がフィールドでの臨床データを集めることが重要な目的だと思います。シダトレンは500人強を対象に数年に渡る臨床試験を行った結果認可された薬(治療法)ですが、現在は約5万人の人がシダトレン治療を実施しているそうです。アプリをインストールして、自らのために日々活用している人が治療実施者全体の10%だとしても、5000人からの臨床データが得られることになります。このデータを鳥居薬局が活用すれば、より安全で確実な運用方法や、新たなスギ花粉治療薬、他のアレルゲンに対する舌下免疫療法の治療薬開発に役立つはずです。アプリの個人情報保護ポリシー同意ボタンをタップするだけでこれが実現されるとすれば凄いことだと思いませんか? とかく個人情報保護に敏感になるご時世、特に病歴に関しては機微な情報として神経質になることもあるかと思いますが、ネットとモバイルが普及した今でこそ実現できる手法を有効に活用したいと思います。

2017年1月3日火曜日

非特異的減感作療法ってどうよ

先日投稿した用語集で下記のように書きました。
特異的でない脱感作はAIDSであって根本療法として成立し得ないし、
そもそも感作やアレルギーは特定の抗原に特異的な防御反応だから、
「特異的」に特段の意味は無い

今のところ根本療法としての脱(減)感作療法はアレルゲンを用たものしかない(たぶん)
結局のところ減感作療法と同じ意味(たぶん)

また、全ての抗原に対して減感作/脱感作になったら単なるAIDSです
ところが、非特異的減感作療法というものがあるらしいです。
ヒスタグロビン注射:非特異的減感作療法
「ヒスタグロビン注射」は、非特異的減感作療法と呼ばれ、特定のアレルギー原因物質に対して感受性を低下させる"特異的減感作療法"とは異なり、いずれかのアレルギーの原因に関係なく、アレルギー疾患を体質から改善する根本治療です。
また、ステロイド注射とは違い副作用が極めて少ないことが特徴です。このヒスタグロビンは昭和42年に国内で発売されて以来、一度も感染症を起こしたことのない安全性の高いものです。
Wikipedia:ヒスタミン加人免疫グロブリン
しかし、これ、どうなんでしょうね。
ステロイドの様な能動的な副作用が無いこと、人血液製剤だが感染症例が無いことをもって安全としていますが、獲得すべき免疫まで阻害しないのでしょうか。
  • 生ワクチン(麻疹・風疹・おたふくかぜ・水痘ワクチン)の効果獲得に対しても影響を与える可能性があるためワクチン接種からは最低2週間あける必要があります。
  • ヒスタグロビン注射を行なってから生ワクチンを接種する場合は最低3~4ヶ月空ける必要があります。
やはり、一種の免疫不全状態になるようです。
上記はワクチンの効果減少の観点で記載していますが、もしこの期間に実際に感染症に掛かったら重症化しないのでしょうか。

上記はあくまでも素人による私見ですが、考察をもう少し。
ヒスタグロビン注射を行ってから3~4ヶ月に実際に麻疹・風疹・おたふくかぜ・水痘に掛かったケースは臨床試験からは積極的に得る事ができないので、フィールドでの長期にわたる追跡調査が必要になるはずです。世界的に見て認可から50年程度ですが、実際には統計に堪える臨床データがあるのでしょうか。

十分な臨床データが無いとしたら、私はアレルギー治療方法としてヒスタグロビン注射を今後も選択しないと思います。

似ているものにイノトロピン注射があります。
花粉症の話2012 ノイロトロピン注射
Wikipedia:イノトロピン
こちらはウサギの皮膚抽出物で、元来は鎮痛剤として開発されたようです。
痛みは著しく生活品質を落とすので、必要に迫られて投与するのは納得です。
しかし、こちらも花粉症治療にも利用されるようですが、私は選択しないと思います。根本治療にもならないようですし。


蛇足

Wikipediaの「非特異的アレルゲン免疫療法」というネーミングは意味不明ですね。
構成する単語間のあり得る結合順序(四則演算等のあれ)を括弧で補足すると、意味がありそうなのは下記の3通り。

((非 特異的) アレルゲン) 免疫療法
 「特異的でないアレルゲン」は自己矛盾なのでこの結合ではないはず。

(非 特異的) (アレルゲン 免疫療法)
 同上

(非 (特異的 アレルゲン)) 免疫療法
 アレルゲンに特異的は不要なのでこの結合ではないはず。

語順を入れ替えて「非アレルゲン特異的免疫療法」とすると違和感は無くなります。

(非 (アレルゲン 特異的)) 免疫療法

ヒスタミン加人免疫グロブリンの記事の方にある非特異的アレルゲン免疫療法へのリンク「非特異的免疫療法」でも同じく違和感はありません。

(非 特異的) 免疫療法

もっとも、免疫療法であることを除くと、特異的で無いことしか言っていないので、たいして気の利いたネーミングではありませんが。それだけ、免疫療法は[アレルゲン]特異的なのが一般的ということでしょう。

花粉飛散開始? (クリスマス~)

まだどこも今シーズンの花粉情報を提供していないようなので確かなことは言えません。
でも、クリスマスぐらいから鼻が花粉を感じております。
毎年これぐらいの時期からなので、多分間違いないと思います。

症状としては、朝一番に鼻をかむ際に、鼻水、鼻糞に少し血が混ざります。
なんとなく、シーズン末期の症状に似ています。

その他は目を含めて特に症状はありません。
なお、私の場合はダニ他にも反応して多少のくしゃみ、鼻水は年間を通して出ますが、それが特に酷くなったわけではないという意味です。